株式会社坂角総本舖(愛知県東海市)は、直営店舗「BANKAKU FACTORY SHOP」で、クリームチーズをトッピングした焼きたてのえびせんべい〈ゆかり〉を2026年2月15日から期間限定で再販売する。2025年11月の販売時に多くの要望が寄せられたことを受け、再度の実施となる。北海道産クリームチーズを使用し、焼きたて〈ゆかり〉の香ばしさとの組み合わせを特徴としている。
坂角総本舖は2025年4月に同店舗を名古屋市の「ららぽーと名古屋みなとアクルス」内に開設し、店頭で焼いたえびせんべい〈ゆかり〉を販売している。創業以来の看板商品である〈ゆかり〉を現地で焼き上げ、香りや風味を体験できる場として運営しており、直営型の新業態を補完する取り組みと位置づけられている。
期間限定で再登場
今回再販売される「焼きたて〈ゆかり〉クリームチーズ付き」は、同店限定で2月28日までの提供を予定している。北海道産クリームチーズを焼きたての〈ゆかり〉に添える形式で、一日の販売数には上限が設けられている。再販売の予定は明示されていない。
2025年11月に行われた前回企画では、販売開始から短期間で予定数に達する日が続き、店内外の利用者から再実施を求める声が寄せられていた。これを受けて坂角総本舖が再販を決定した。店頭焼成方式を採用しているため、提供は営業時間中の焼成時間(午前10時から閉店1時間前まで)に限定される。
坂角総本舖は1889年創業の老舗菓子製造業者で、代表商品〈ゆかり〉は昭和41年の発売以来累計35億枚を出荷している。同社は徳川家献上菓子「えびはんぺい」の製法を基に独自の二度焼き工程を確立し、名古屋土産として親しまれてきた。ららぽーと名古屋みなとアクルス内の店舗では、この伝統製法を店頭実演へ発展させた形態を採用している。
同商業施設では2025年春からリニューアルが進み、県内初出店の飲食・物販が増加している。坂角総本舖もその流れの中で店舗を展開し、現地で焼きたて商品の提供を続けている。背景には体験型消費の広がりがあるとされる。
店頭焼成と数量管理の下で運用
焼きたて〈ゆかり〉は、購入ごとにその場で焼成する方式をとっており、提供時間帯も明確に設定されている。毎日予定数がなくなり次第終了とされ、追加販売や再販の有無は都度判断される仕組みとなっている。クリームチーズ付き商品も同様の取り扱いを前提としている。
製造は店頭内で行うため、外部委託や量産工程は伴わず、提供拠点は「BANKAKU FACTORY SHOP」に限定される。販売期間終了後の再展開情報については明示されていない。通常の焼きたて〈ゆかり〉の販売は継続予定であり、店頭焼成体制を維持する方向を示している。
同店の期間限定販売は、既存顧客と新規来店者の双方を対象とした試みとして実施されている。運用面では、焼成提供の時間設定と日別数量制の両立が確認点となる。