株式会社坂角総本舖(愛知県東海市)のテイクアウト店舗「BANKAKU KITCHEN(バンカクキッチン)」は18日から、星ヶ丘三越で期間限定販売を初めて実施する。2月15日に発売した新商品「B.sablé(ベー・サブレ)[トマト]」のほか、「〈焼き〉海老カレーパン」や「海老カツサンド」など海老を使ったフードメニューを展開する。百貨店内での催事販売により、商品を手に取れる機会を広げる。
今回の販売では、「BANKAKU KITCHEN」が星ヶ丘三越1階パーク(飲食コミュニティスペース)で持ち帰り用のフードメニューと菓子類を同時に展開する。坂角総本舖は「B.sablé」シリーズを「坂角ならではのスイーツ」と位置付けており、2月15日に投入した[トマト]を含む複数フレーバーをそろえる。メニュー面では、海老を使ったフードの展開を続ける中で、同社が「BANKAKU KITCHEN」の一番人気商品に挙げる「〈焼き〉海老カレーパン」もラインアップに加える。
星ヶ丘三越で14日間
開催期間は2026年3月18日〜31日の14日間で、星ヶ丘三越での展開は初めてとなる。展開アイテムには「B.sablé[プレーン/塩][オニオン][トマト]」のほか、「〈焼き〉海老カレーパン」「海老カツサンド」「3種食べ比べセット(海老カツ、海老コロッケ、海老ライスコロッケ)」「BANKAKU EBI CURRY(バンカクエビカレー)」「坂角たまご」「YUKARIco(ゆかりこ)」をそろえる。会場は星ヶ丘三越1階パークで、いずれもテイクアウトで提供する。
購入者向け施策として、催事場で一定額以上の購入者を対象にカプセルくじを用意するほか、購入者全員に、坂角総本舖三越星ヶ丘店(地下1階)での買い物時に利用できる引換券を配布する。催事場と地下1階の常設店舗をまたぐ導線を設け、期間限定企画と既存売り場の双方への来店を促す構成とする。
取り扱う新商品「B.sablé[トマト]」は2月15日に発売した。今回の出店は、百貨店の飲食コミュニティスペースを活用しつつ、菓子カテゴリーの「B.sablé」シリーズと、海老を使ったフードメニューを同じ会場でそろえる点に特徴がある。星ヶ丘三越という百貨店の場でシリーズの複数フレーバーを同時に提示し、新商品を含めた品ぞろえを一括して訴求する。
坂角総本舖は1889年創業で、海老せんべい「ゆかり」を中心に自然素材を活用した菓子を製造してきた。足元では海老せんべい以外の食領域にもメニューを広げる取り組みを進め、「BANKAKU KITCHEN」をテイクアウトの実験と常設運営の双方で展開してきた。今回の星ヶ丘三越での催事は、その延長線上で百貨店内の期間限定販売に踏み込み、フードと菓子を同時に持ち帰りで提供する形をとる。
出店形態を巡っては、百貨店や駅前施設などで期間限定のスイーツ・フード催事を組む事例が相次いでいる。スイーツ専門店が短期間の催事出店を行う動きや、外食チェーンが月単位の限定メニューを投入する例が目立つ。期間限定の企画は、常設売り場とは別に専用スペースを設けやすい百貨店や商業施設との親和性が高く、1階の飲食スペースを使った持ち帰り展開も広がっている。坂角総本舖の今回の催事も、百貨店の1階パークを会場に設定し、持ち帰りのフードメニューと菓子類を一体で展開する構成とした。
催事と常設店を分離
「BANKAKU KITCHEN」は2021年に名古屋・栄のLACHICで期間限定開催し、海老せんべいではなく海老を使ったフードメニューを販売した。翌年からはジェイアール名古屋タカシマヤで期間限定販売を累計5回実施し、メニューの見直しと改良を重ねてきた。2024年10月17日には、創業135周年事業の一環として東区に初の常設店「BANKAKU KITCHEN 葵店」を開業し、実験店舗から常設業態へと展開を広げている。
星ヶ丘三越での催事では、飲食コミュニティスペースを会場とし、持ち帰り用のフードメニューと菓子類を同時に展開する。購入者向け施策は、催事場でのカプセルくじと、地下1階の坂角総本舖三越星ヶ丘店で利用する引換券の配布に分けて設計し、期間限定の売り場と常設店の役割を分離しつつも、館内での回遊を促す仕組みとした。
商品展開は「B.sablé[プレーン/塩][オニオン][トマト]」と海老を使ったフードメニュー群を同時に扱う。催事場と地下1階の店舗で施策が分かれるため、購入者は会場ごとに異なる特典を受け取る形となり、短期の出店期間を通じて新商品と既存商品の認知向上と販売拡大を狙う。
