ストレッチパンツ専門店B-THREE(ビースリー)(運営:株式会社バリュープランニング)は3日、名古屋駅前地下街ユニモール内の「ビースリーユニモール店」を拡張オープンする。続いて11日には、星ヶ丘三越4階に「ビースリー星ヶ丘三越店」を新オープンする。名古屋市内での出店・拡張により、ストレッチパンツの購買・試着機会が広がる可能性がある。
今回の動きは、名古屋駅前地下街ユニモールと星ヶ丘三越の2拠点で店頭展開を進める取り組みとなる。ビースリーは、長く愛用してもらうための「品質」を重視したものづくりを続けてきたとし、この考え方を「アパレル否定型アパレル」と呼ぶ。一般的なアパレルが生地を購入して企画デザインするのに対し、糸一本から独自に企画開発したストレッチ素材を用いる点を特徴に挙げる。
累計250万人が着用
同社は、研究で培った「独自の美脚黄金比」によるシルエットを掲げる。これまでに顧客が着用したとしている。拡張オープンするビースリーユニモール店は23年の歴史を持つとされ、既存店の運営実績を踏まえながら売り場を広げる形となる。
研究・開発拠点として、ストレッチパンツの研究・開発のために設置した「美脚研究所」を挙げ、肌触りや伸縮性、耐久性を確かめる検証実験を重ねている。品質面では、1日約10万回の屈伸をする検証ロボット「くっしんちゃん」で膝抜けの有無を検証するとしている。さらに、60項目以上の検査をクリアした証として、シリアルナンバーを付与する運用を示している。
商品面では、新作の「ラクチンウエストパンツ」として「ダブルクロス・ストレート」(品番770482)を挙げる。極細のポリウレタン糸を使用した生地や、「カーブゴムベルト」を用いた設計により、シワになりにくさやフィット感を特徴として示している。
名古屋市内の2拠点で店舗展開を強めることは、同社が掲げる研究・検証に基づく品質管理や、独自素材の企画開発という方針を、店頭での接点拡大と組み合わせて進める動きともいえる。来店客にとっては、サイズやシルエットを店頭で確認する機会が増える一方、同社は新作についてサイズ・カラーにより取り扱いがない場合や在庫切れの場合があるとしている。
パンツを中心とした機能性訴求は、衣料品分野でも各社が取り組む領域に入る。例えばAOKIは、美シルエットを掲げるパンツ商品の展開を続け、パンツ専門工場での縫製などを打ち出している。紳士服分野ではストレッチ、防シワ、吸湿速乾、軽量性などの機能素材開発が進展しているとの指摘もあり、素材の工夫や着用時の快適性を巡る開発競争が続いている状況がうかがえる。
一方で、衣料品の供給では企画から店舗到着まで半年~1年を要するとの見方もあり、素材開発や製品設計と、店頭投入のタイミングをどう組み合わせるかが運用面の論点になり得る。ビースリーは糸一本から独自に企画開発したストレッチ素材を用いる点を特徴に挙げており、こうした体制が店頭展開の拡張と並行して示されている。
エコ回収は終了
販売後の取り組みとして、ビースリーは2009年から継続している「エコキャンペーン」を実施してきた。不要になった衣料品や衣料小物を回収し、リユース・リサイクル・再資源化につなげることで、循環型ファッションの実現を目指すとしている。回収は終了し、エコクーポンの使用期限が設けられている。
また、「魔法のパンツ」は株式会社バリュープランニングの登録商標で、顧客からそう呼ばれることがある。次回エコキャンペーンは2026年夏頃に開催予定としている。衣料品を長く大切に使う視点は、柔軟剤の開発事例などでも語られており、着用期間の長期化や再資源化といったテーマが、商品そのものの設計や販売後の取り組みと並走している面がある。背景には、衣類を長く使うことへの関心が、商品開発や関連サービスの領域でも取り上げられている点がある。
今回の出店・拡張は、ユニモールでの拡張オープンと、星ヶ丘三越での新規出店を同月内に進める点が焦点になる。取引管理や法人営業の観点では、取り扱いがサイズ・カラーで異なる場合や在庫切れがあり得る点、エコクーポンに使用期限が設けられている点が、店頭運用や告知の範囲に関わる論点となり得る。名古屋駅前地下街ユニモールと星ヶ丘三越の2拠点で店頭展開を進める動きとなる。
