株式会社オーディオテクニカ(東京都町田市)は、気仙沼産サメ革を採用したポータブルレコードプレーヤー「SHARK BURGER(シャークバーガー)」を開発した。3月5日から5月15日まで、応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で先行販売する。3月5日には、SHOW-GOさんが書き下ろした楽曲「Ocean Voices」を公開し、同日に特別インタビュー動画も配信する。伝統産業の素材活用と発信を組み合わせ、製品を通じた接点づくりにつなげる。
「SHARK BURGER」は、レコードを挟むだけでどこでも気軽にアナログサウンドを楽しめるポータブルレコードプレーヤー「SOUND BURGER(サウンドバーガー)」をベースに、背面ハンドルへ気仙沼産サメ革を用いた。捕獲座標と品種名を印字した金属プレートを製品背面に取り付け、気仙沼で水揚げされるサメのトレーサビリティの仕組みを“見える形”で伝える狙いを示している。今回の取り組みは、オーディオテクニカが地域産業と向き合う活動の一環としている。
先行販売は3/5〜5/15
先行販売は、3月5日11時に開始し、5月15日に終了予定とされている。製品の一般販売は2026年7月を予定する。Makuakeでの取り扱いに加え、SHOW-GOさんのオリジナルソング「Ocean Voices」をSHOW-GO公式YouTubeチャンネルで3月5日に公開し、同日11時にはオーディオテクニカ公式YouTubeチャンネルで特別インタビュー動画も公開する。
「SOUND BURGER」は1982年に発売した製品で、レコード盤を挟んで聴くスタイルを特徴とする。40年以上の歴史の中でBluetooth対応やUSB充電など使用環境に合わせた仕様に触れつつ、レトロなスタイルを継承してきた経緯を挙げている。
今回の楽曲制作では、SHOW-GOさんが「届かない声を届ける」をテーマとするプロジェクトの想いに共感し、「SHARK BURGER」のために楽曲を書き下ろしたとしている。MVは気仙沼市内の漁港で撮影したとしている。
サメ革の由来を刻印
気仙沼で水揚げされるサメは、加工食品や美容オイル、医療品、フカヒレなどに活用される一方、「サメ皮」だけは用途が限られ、有効活用が進んでいないという。オーディオテクニカは、すでに水揚げされたサメの皮を生かしてサメ革とし、「SHARK BURGER」に採用した。天然素材のため表情が一つとして同じではない点にも触れている。
製品背面の金属プレートには、実際に使用されたサメ革の捕獲座標と品種名を印字するとしている。気仙沼で水揚げされるすべてのサメに捕獲海域の座標と品種名が記録される仕組みを示し、漁業のトレーサビリティを“見える形”で伝える設計とした。
本件では、Makuakeでの先行販売と一般販売の時期が分かれており、取り扱いの場面ごとに提供時期が異なる形となる。取引・調達の観点では、先行販売期間(3月5日〜5月15日)と、5月下旬以降順次とされるお届け予定、一般販売(2026年7月予定)の区分を前提に、必要な時期の入手経路を整理する運用となりそうだ。
