株式会社アーキタイプ(東京都渋谷区)はコーポレートサイトをリニューアルし、デザインや情報設計、サービス構成を刷新した。提供する「デジタル人材の内製化支援」の内容と、職種ごとの提供価値をより明確に伝える狙いだ。複数サイトに分散していた情報も統合し、閲覧導線を見直した。
リニューアルでは、支援内容に応じてアクセスしやすいようサービスカテゴリを軸に構成を改めた。「どんな課題に対して、どのような支援ができるのか」を直感的に理解できる形をとったという。サービス理解から実績・思想・コンテンツまでを一貫して閲覧できる設計とし、同社にとっては「デジタル人材の内製化支援」を主軸とする事業へのシフトを伝えるための取り組みとなる。
2月2日公開と統合範囲
公開日は2026年2月2日で、対象はARCHETYPのコーポレートサイトとした。刷新内容はデザイン、情報設計、サービス構成で、サイト全体の見せ方と情報の配置を再設計した。情報の統合では、Staffingサイト、Staffing Magazineサイト、ARCHETYP COMMERCEサイトに分散していた情報を整理し、導線を一本化した。
統合後は、コーポレートサイト上でサービス理解から実績・思想・コンテンツまでを一貫して閲覧できる設計を採った。各サービスや職種の役割の説明では、キャラクターを用いたビジュアル表現を取り入れ、言葉だけでは伝わりづらい点を補う形としている。必要な情報へ迷わずアクセスでき、提供価値をより明確に伝えられる構成を目指したとしている。
同社はこれまで受託制作を中心とした事業運営の側面があった一方、今回のサイト刷新はデジタル人材の内製化支援を主軸に据える方針を外部に示す動きでもある。コーポレートサイトに情報を集約することで、閲覧者が同社の支援領域を横断的に把握しやすい導線へ切り替えた。
また、同社は東京本社に加えて福岡支店を置く。サイト統合により情報の入口をコーポレートサイトへ寄せたことは、拠点や提供機能が増えるほど分散しやすい情報を、閲覧側の行動導線に合わせて束ね直す意図とも整合する。
今回のリニューアルは、サイトの外観変更にとどまらず、カテゴリ設計の再編と関連サイトの統合をセットで進めた点に特徴がある。分散していた情報を整理し、導線を一本化したことにより、提供領域をサービスカテゴリでたどる閲覧動線へ置き換えた。
3サイト集約で導線一本化
統合対象となったのは、Staffingサイト、Staffing Magazineサイト、ARCHETYP COMMERCEサイトだ。これらに散在していた情報をコーポレートサイトへ集約し、閲覧の起点を単一のサイトに寄せた。結果として、サービスに関する説明と、実績・思想・コンテンツの参照を同一の閲覧体験の中に収める構成になった。
情報設計は、サービスカテゴリを軸に再構成した。閲覧者が課題から支援内容へ到達しやすい流れを意識し、「どんな課題に対して、どのような支援ができるのか」を直感的に理解できるようにしたという。職種ごとの提供価値についても、より明確に伝えることを狙った。
表現手法としては、キャラクターを用いたビジュアル表現を組み込んだ。職種の役割やサービスの役割分担を、言葉だけで説明しきれない部分に配慮し、視覚面で補う設計としている。Webサイトの刷新発表が相次ぐなかで、画像や視覚要素を用いて情報到達性を高める取り組みがみられることとも重なる。
こうした統合と再設計は、閲覧者側の情報探索の負担と、提供側の情報更新の単位に関わる。複数サイトで情報を持つ構造は、更新のタイミングや参照先が分かれる一方、集約は入口の統一と情報の整合性を同時に問う。今回の刷新は、同社が内製化支援を主軸に据える事業シフトを発信する局面で、情報の置き場と見せ方を再編する形となった。
外部環境では、B2B Tech領域で生成AIの活用が仕様書作成、テストケース策定、コード生成などの工程に広がる動きが示されている。開発や運用のプロセスが変化する局面では、社内でデジタル人材を抱え、業務に合わせて役割を組み替える動きが論点となりやすい。内製化支援を掲げる同社が、支援内容と職種別の提供価値を明確に示すために情報設計を見直したことは、こうした変化局面での情報提示の仕方にも接続する。
加えて、同社の事業領域にはWebビジネスコンサルティング、Webサイトの企画・制作・運営、アプリケーション開発、ブランディングコンサルティングなどが挙げられている。受託制作のアウトプット中心の見せ方から、内製化支援の提供価値をどう提示するかへ軸足を移す過程で、関連サイトの統合とカテゴリ再設計を同時に実施した流れが読み取れる。
