スポーツ用品販売の株式会社アルペン(愛知県名古屋市)は、4月22日の「アースデイ(地球の日)」に向け、全社で環境保全活動「アースデイアクション2026」を実施する。市民ランナーとのプロギングや名古屋・新宿での一斉清掃、店頭での回収施策などを組み合わせ、スポーツを楽しむ場の整備と資源循環の取り組みを同時に進める。
通算7回目となる今回は「“地球”に感謝しスポーツを楽しもう!」をテーマに掲げ、地域社会との共創を一段と深める方針を打ち出した。旗艦店「Alpen NAGOYA」「Alpen FUKUOKA」を拠点に、ジョギングとごみ拾いを組み合わせた「プロギング」を展開するほか、株式会社パソナグループや近隣企業と連携した清掃活動も行う。アルペンが2020年から続けるアースデイアクションの一環となる。
清掃200名超と75トン
名古屋では、代表取締役社長の水野敦之を含む総勢200名以上が参加する清掃活動を計画している。活動場所は名古屋市中区の本社・栄エリア周辺と新宿エリアで、本社周辺は4月9日、栄エリアは4月16日、新宿エリアは4月22日にそれぞれ実施する予定だ。プロギングは名城公園や大濠公園などで行い、実施日は4月4日と5日としている。
資源循環の施策として、全国のゴルフ5店舗で使わなくなったゴルフボールを回収する。回収期間は4月1日から5月6日までとし、昨年は4,689球を回収してリユースにつなげた実績を基盤に拡大を図る。衣類については、2020年の開始以来、全店に設置しているアパレル回収BOXで累計75トンを回収した。
店頭では、スポーツ用品を「メンテナンスして長く大切に使う」価値を訴える実演イベントを実施する。スポーツデポではシューズやグラブのメンテナンス、アルペンアウトドアーズではアウトドアシューズの撥水・防水メンテナンスを扱い、4月18日と19日に実演する予定だ。
活動の実施範囲は、旗艦店を拠点とするプロギング、名古屋・新宿での一斉清掃、全国のゴルフ5店舗でのゴルフボール回収、全店設置のアパレル回収BOXによる衣類回収など、多様なチャネルを組み合わせる構成とした。名古屋の清掃では株式会社パソナグループや近隣企業と連携し、参加者規模を200名以上とする一方、回収やメンテナンス実演は新店やリニューアル店、旗艦店などに対象を絞って展開する。
アルペンは1972年に創業し、スポーツ用品の販売に加え、ゴルフ場やスキー場、フィットネス事業も手がける。2025年6月期の売上高は2,686億円、経常利益は104億円を見込む。今回のアースデイアクション2026では、店舗と運営拠点を生かしながら、清掃と回収、メンテナンス実演を同時並行で進める。
アースデイアクションは、アルペングループが2020年から継続してきた取り組みで、今回が通算7回目にあたる。気候変動によるスポーツ環境喪失への危機感を背景に、グループでは自然環境を守る活動を「Alpen GREEN PROJECT」として推進し、2027年までの重点目標も掲げている。
外部環境では、資源循環を巡る制度整備が進む。政府はSDGsの推進を掲げ、環境省もアースデイ関連イベントを支援している。スポーツ産業については、経済産業省の調査で市場規模が5兆円超とされるなど、産業としての存在感が増している。こうした中で、スポーツ用品や衣類の回収・リユースを小売の店頭や企業の拠点活動に組み込む動きが広がっており、アルペンも店舗網を生かした環境施策を強化する。
