工学院大学(東京都新宿区/八王子市)と株式会社アカリクは2月27日、工学院大学の在学生および修了者等に対するキャリア形成支援と就職支援サービスの提供で、相互に連携・協力する協定を締結した。同日、工学院大学新宿キャンパスで調印式とトップ対談も実施した。
両者は協定を通じ、科学技術・イノベーションに貢献する博士人材の育成を強化し、社会の発展に寄与することを目指す。工学院大学が2025年に制定した「キャリア形成支援・就職支援方針」の3つの柱を推し進める取り組みとし、アカリクは大学院生・研究者のキャリア支援に特化してきた知見と企業ネットワークを工学院大学の教育・支援体制と掛け合わせる狙いを示している。
両者が2月27日協定
協定に基づき、工学院大学とアカリクはキャリア支援施策を展開する予定だ。具体的には、トランスファラブルスキルやアントレプレナーシップの涵養を目的としたキャリア教育プログラムの提供、求人・求職のマッチングサポートを含む就職支援サービスの提供、キャリアセミナーやガイダンス(民間就職・起業等へ向けて)の実施などを挙げた。
2月27日のトップ対談では、「キャリア形成支援・就職支援方針」に基づき、研究活動を通じた学生の成長とそれを生かしたキャリア形成、大学院進学を含む多様な進路選択の支援、卒業・修了後も主体的・自律的にキャリアを形成していくための支援などのテーマで意見交換を行った。あわせて、アカリクから見た理工系人材の強みと企業ニーズ、連携協定に基づく今後の取り組みも議題とした。
工学院大学は新宿・八王子の2キャンパスに4学部と大学院工学研究科を擁し、約6,000名の学生が在籍する。アカリクは2006年11月の創業以来、大学院生(修士課程・博士課程)向け就活情報サイト「アカリク」の運営や、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催などを手がけてきた。
協定に至る背景には、生成AIの普及をはじめ技術革新が加速する中で、研究活動で培った高度な専門性に加え、トランスファラブルスキルやアントレプレナーシップを兼ね備えた理工系人材への期待が高まっていることがあるとした。
キャリア教育と就職支援
今回の連携は、工学院大学が2025年に新たに制定した方針の枠組みの下で進める形をとる。方針は、①大学・大学院での学び・研究を生かしたキャリア形成支援・就職支援、②学生の様々な進路選択を実現するための支援、③卒業・修了後も主体的・自律的にキャリアを形成していくための支援の3つの柱で構成する。
連携で提供予定の施策は、大学院生・大学院進学希望者向けを含むキャリア教育プログラムや、マッチングサポートを含む就職支援サービス、キャリアセミナー・ガイダンスの実施などに整理される。
協業の役割分担では、工学院大学の在学生および修了者等を対象にしたキャリア形成支援・就職支援の枠組みを、工学院大学とアカリクが連携・協力して進める形を示した。アカリク側は、大学院生のキャリア開発に関する知見と企業ネットワークを生かし、工学院大学の教育・支援体制と組み合わせる方針を掲げている。
アカリクは、奈良先端科学技術大学院大学や広島大学、芝浦工業大学など複数の大学とキャリア支援に関する連携協定・覚書を締結してきたとしており、今回も同種の連携枠組みの一つとなる。工学院大学側は、1887年の創立以来、実学を重視した教育を展開してきた経緯を示している。
