エアデジタル株式会社(埼玉県さいたま市)は、学校体育・スポーツクラブ・体育館などでの活用を想定した新製品「スマート反復横跳び」を発表した。床面センサーとゲームシステムを組み合わせ、反復横跳びの測定を正確・安全・効率的に行う狙いを掲げる。令和7年度渋沢MIXオープンイノベーションプログラム「Canvas」およびシンコースポーツ株式会社の協力で開発したという。従来の目視計測で課題となっていたカウントやデータ管理の負担を軽減する影響があり得る。
スマート反復横跳びは、平成11年度文部科学省「新体力測定実施要項」に準拠した点数評価をうたうデジタルスポーツ機器とされる。床面パネル間のセンサーライン、動作を検知するサイドレールセンサー、操作と記録表示を行うデジタル端末(キオスク)で構成し、踏み込み位置の検知により体力測定データを自動収集する。収集データはAIが解析し個人向けのフィードバックシートを生成し、当日の利用者データをもとにランキングも表示する仕組みで、体育DXの推進を掲げる取り組みの一つと説明している。
2026年3月に久喜市でテスト
エアデジタルは2026年3月から、埼玉県久喜市で運営するデジタルスポーツフィールド「スポーツ&スマート」でテスト運用を始めるとしている。反復横跳びの測定では「児童の安全確保」「記録の正確性」「測定者の負担」「データ管理の煩雑さ」といった論点が指摘されてきたとし。
運営者向けツールは「練習モード」と「記録モード」の2つの運用モードを備えるとしている。練習モードは制限なしで自由にプレイできるタッチ操作中心のモード、記録モードは認証カードを持つ利用者のみが利用でき記録管理に向くモードと説明しており、設置先の運用スタイルに合わせた使い分けを想定する。反復測定モードとアーケードモードの2種のモードも掲げ、制限時間や実施回数などの調整設定が可能だとしている。
持ち運びについては、複数パーツに分解でき、スタンドアローンでも稼働可能になる予定で準備中とした。活用場所として体育館、イベント、商業施設などを挙げた。販売価格は調整中で、量産仕様の確定後に購入受付を開始するとしている。
協力開発とデータ運用の枠組み
開発は、令和7年度渋沢MIXオープンイノベーションプログラム「Canvas」と、シンコースポーツ株式会社の協力によるとしている。エアデジタルは平成11年度文部科学省導入の「新体力測定」をベースとした「反復横跳び」をデジタルスポーツ機器化したと説明し、学校現場での利用も想定した点数評価の枠組みを示した。
データ運用は、プレイデータをサーバーに自動保存し、学年別・個人別のフィードバックシートを生成し、プリントアウトまでを想定するとしている。ランキング表示は当日の利用者データをもとに行う仕組みとしている。一方で、スタンドアローン稼働は「予定(準備中)」とし、量産仕様の確定や購入受付の開始時期は量産仕様の確定後とするにとどめている。
