イオンペット株式会社は「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」の認定を受けた。イオンペットの健康経営優良法人の認定は、5年連続の5回目となる。2025年度は残業時間の週次進捗管理や高ストレス者へのケアなどを掲げた。
健康経営優良法人認定制度は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みを基に、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度だ。イオンペットは、従業員が心身の健康を保ち、安心感と働き甲斐を持って活躍することで、地域のペットとペットオーナーの幸せを支えるという考えのもと、健康経営を推進している。
イオンペットの認定は5年連続で、今回が5回目となる。対象は「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」で、2025年度の取り組みでは、心身の健康の維持・増進に向け、長時間労働の撲滅を掲げて全社一体で残業時間の週次進捗管理を進めた。メンタル不調の未然防止では、高ストレス者へのケアに加え、職場環境の改善につなげる原因分析・対策を実行した。生活習慣病等の疾病の高リスク従業員に対しては、重症化予防として特定保健指導への参加の勧奨に取り組んだ。両立支援の面では、子育てと仕事の両立支援を積極的に推進してきた点が評価され、厚生労働省の「くるみん認定」を取得した。
大規模法人部門で5回目
イオンペットは「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」の認定を受け、健康経営優良法人の認定は5年連続の5回目となった。制度は経済産業省と日本健康会議が共同で2016年度に創設し、地域の健康課題への対応や健康増進の取り組みを踏まえ、優良な健康経営を実践する法人を顕彰する枠組みとして運用されている。認定を通じて健康経営の取り組みを「見える化」し、従業員や求職者、関係企業、金融機関からの評価環境の整備を図る狙いも掲げられている。
イオンペットはイオン株式会社の子会社で、動物病院事業・サービス事業・リテール事業を展開する。全国約200店舗の「ペテモ」を運営しており、店舗網を抱える事業構造の下で、従業員の就労環境や健康支援を含む人材施策を進める形となっている。
2025年度の取り組みでは、長時間労働の撲滅を掲げ、全社一体で残業時間の週次進捗管理を進めた。メンタル不調の未然防止では、高ストレス者へのケアに加え、職場環境の改善につなげる原因分析・対策を実行した。生活習慣病等の疾病の高リスク従業員に対しては、重症化予防として特定保健指導への参加の勧奨に取り組んだ。
両立支援の面では、子育てと仕事の両立支援を積極的に推進してきた点が評価され、厚生労働省の「くるみん認定」を取得した。くるみん認定は次世代育成支援対策推進法に基づき、子育て支援に取り組む企業を評価する制度として位置づけられている。
制度面では、健康経営優良法人2026の認定は大規模法人部門とホワイト500に分かれる。イオンペットは大規模法人部門での認定となり、親会社のイオン株式会社は健康経営優良法人2026(ホワイト500)に4年連続で認定を受けた。イオンは2025年度に「イオン元気UP5」を掲げ、生活習慣病予防の推進や、睡眠・食事習慣の改善、喫煙率の低下、特定保健指導の申込率向上などを進めたとしている。
残業週次管理など運用
イオンペットの取り組みは、残業時間の週次進捗管理、高ストレス者へのケア、原因分析・対策の実行、特定保健指導への参加勧奨など、社内運用の単位を具体的に示す内容となっている。制度認定とあわせ、施策の対象が従業員の心身の健康、メンタル不調の未然防止、生活習慣病等の重症化予防、両立支援に及ぶことも明らかになった。
2026年度については、安全・安心な職場環境の整備による職場満足感の醸成を図り、人財定着や採用力向上と従業員のパフォーマンス向上を目指す方向性を示している。企業活動の面では、イオンペットは2026年3月4日に「PETEMO しっかり吸収厚型ペットシート」3品目を全国のペテモ約200店舗およびオンラインストアで販売開始しており、店舗運営とあわせた事業展開を進める中で、人材の継続的な確保や働きやすさに関する取り組みを同時に進める構図となっている。
今回の認定に関連する運用面の注目点は、残業時間の週次進捗管理のように管理サイクルを具体化した点や、高ストレス者へのケアと職場環境改善に向けた原因分析・対策の実行までを取り組みとして示した点にある。取引管理や法人営業の観点では、連携先が従業員対応を含む運用体制を確認する場面で、認定区分(大規模法人部門)と、週次管理や特定保健指導の参加勧奨といった取り組み単位を、社内外の共通言語として活用する局面が増える公算が大きい。
